伊野波節

  (詠み人知らず)

 

にゅは のいしくびれむざう つ れ て のぼる

にゃ へ もいしこびれ と さはあらな

 

伊野波の狭い山峡の石ころ路を、愛する女を連れて登ってゆく。
この石ころ路がもっともっと遠くまで果てしなく続けばよいが。

参考

くびりとは、両方から挟まって狭くなっているところをいう。石くびりは両方からせまっている山峡の石ころ路で、雑木が生い茂っており、その尽きるところには笹竹が茂っていたようである。
あらなとは、「あったなら…」と願望の意を表す語である。

(参考:琉歌の研究〜見里朝慶)
 
琉歌